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REPORT

より太く温かみのあるサウンドが特徴のMichiya Haruhata Stratocaster3 発表会

今回は特別に、発表会のオープニングで使用された、Fender社の歴史をまとめたムービーを掲載。その素晴らしい動画をまずどうぞ!


ラッキーにも本日の整理券を手に入れたファン400名の前に、本人も先ほど手にしたという深い青色ボディの「Michiya Haruhata Stratocaster3」を携え、春畑氏が登場。

 

春畑

割れんばかりの拍手が収まった後、

開口一番、

「カッコよくない? コレ」

と、言う春畑氏。壇上のライトの光に照らされたNEWギターを目の前にし、会場からは、拍手とともに「キレー」という歓声がこぼれます。

 

春畑氏もワクワクしながら待っていたという、この3号機。山野楽器の担当者、大畑氏とともに、3号機は一体今までのモデルとどこが違うのか、スクリーンに映し出されたこれまでの「Michiya Haruhata Stratocaster」「Michiya Haruhata BWL Stratocaster」の名プレイシーンダイジェストとともに振り返っていきます。

 

1stモデルであった「Michiya Haruhata Stratocaster」は、3シングルコイルの王道ともいえるStratocaster。このヴィンテージライクなサウンドは、自身が所有している59年のFender Stratocaster(GUITAR COLLECTION参照)のサウンドを、今はなき、ビルダー、ジョン・イングリッシュ氏が再現してくれた1本。ちなみに、コントロール部分の、1:マスター・ボリューム、2:ミドル・ピックアップ・ボリューム、3:マスター・トーン(プッシュ/プッシュ・スイッチON時にはネックピックアップON)という仕様は、以後、すべての春畑モデル共通となっていきます。まさに、始まりの1本です。

 

「ストラトを持ってスイッチングをしたい人は、世界的にも俺くらいしか居ないんじゃないかと(笑)」(春畑)

 

また、2ndモデルである、「Michiya Haruhata BWL Stratocaster」は、シルバーアクセサリーで有名な BILL WALL LEATHER とコラボ。1stとの大きな相違点は、ハムバッキング(P.U)でフロイドローズ(ブリッジ)であること。激しいアーミングやロック度の高い曲などで活躍している1本。「TUBEではハードロックな曲がたくさんあるので、そんなときに活躍しますね」(春畑)

 

ちょうど、この頃、ジョン・イングリッシュ氏が、春畑氏に対して「試してみたい1本がある」と言い製作されたのが、春畑ファンにはおなじみの赤いルックスの「Michiya Haruhata PROTOTYPE」と呼ばれている1本でした。

当初、PROTOTYPEには、ピックガードがついてなかったのですが、いろいろ試しているうちに、春畑氏のほうでピックガードを付けたそう。

ただし、今回生産されるものは、ジョン氏の意向をそのまま受け継ぎ、ピックガードをつけない状態で販売されるそうですよ。

 

 

春畑

さて、ここで皆さんお待ちかね、春畑氏による3号機の試奏タイムです。

なんと、本人も発表会の数時間前にこのギターに触れたそうで完全にガチです。ブルースコードから展開していくラフなインプロで、3号機のポテンシャルの高さを表現していきます。

プレイ後「いい音~」と、思わずつぶやいてしまう春畑氏。

 

P.Uがボディに直付けされていることと、指板がローズウッドになったことで、ねばりがあるサウンドが出せるようになったと言います。

 

「些細なことなんだけど、ピックガードにP.Uがついているものと、ボディに直接P.Uがついているものでは、ダイレクト感が違うんですよ。次のTUBEのアルバムで、直付けのギターで弾いている曲「Shaping Up Your Heart In The Summer Breeze」があるので、ちょっとリフだけ弾いてみますね。歌は歌えないんで」(春畑)

と会場の笑いをとったところで、早速演奏開始。

ザクザクと太いサウンドでメタル調のリフをプレイ。

 

「こういう音が直付けの特徴です。指板がローズウッドになったことで、より太く、温かみのあるサウンドになってます」(春畑)

以前、女性のファンからもらった手紙に"春畑さんのギターは細くて好きです"と書いてあったそうで、「ほめてくれているんだけれど、これはミュージシャンには言ってはいけない一言でして(笑)、それ以降、ムキになって"太さ"を追求しているんです」(春畑)

このコメントに、会場は大爆笑。

 

担当者からも「今回は男気のあるサウンドですね」と投げかけられ「太い、太い、太い!!」を連呼する春畑氏。。

 

当日お披露目された青い「Michiya Haruhata Stratocaster3」は、亡きジョン・イングリッシュの魂を受け継いだ愛弟子である、マスタービルダーのジェイソン・スミスによって製作されたもの。ここでスミス氏が壇上へあがり、このギターへこめた思いなどを。

「青をいかにキレイに表現するかを考え抜いたのですが、本当に海のようにきれいに仕上がったし、今日春畑氏のプレイを聴いて、本当にグレイトなギターになったと思っています。師である、ジョン・イングリッシュが春畑さんのために作った情熱やフィーリングをいかに殺さず作るか苦労しましたが、このギターの製作に関わらせてもらい、製作させてもらったことに本当に感謝します」とコメント。

 

春畑氏も、感謝の気持ちをスミス氏に握手で伝えます。

 

また、最近、弦をEVHに変えたということで、派手なサウンドに、より一層磨きが掛かったとのこと。

 

「アンプなしでもアコギのような音がするのが気に入ってるんですよ」(春畑)

 

ちなみに今回販売される2本にも、この弦が張られる予定。


こうして3号機のひととおりの説明が済んだあとは、質疑応答のコーナー。会場のファンからさまざまな質問が投げかけられ、中でも「アーミングはどこまで上がりますか?」の質問に、その場でアーミングを試す春畑氏。「怖い~」と言いつつも、「4度まであがったね」と確認を済ませたのでした。

 

「実は、ギターは当日渡しますって言われて、ちょっとおしいなーって思うところがあったらどうしよう、って思っていたんです。嘘つくの下手だし(笑)。でも、好きなギターって持ったとき分かるんですよね。これは持った瞬間にフィーリングも音もすべて自分になじむギターだって思いました。本当に最高です」

 

と、春畑氏より〆の言葉があり、本日の発表会は無事終了。

しかし、会場からはなぜかアンコール? が。

 

 

 

それに答えて春畑氏が再度壇上に登場。

「じゃぁ家で弾くみたいに・・・」と、サラっとペンタトニックスケールから繰り広げられていくアドリブプレイ。その温かみがあって1音1音丁寧に弾かれる伸びやかな音は、まるで春畑氏から新しく相棒となった愛機への愛のようでした。


TUBEのライブが終わったばかりということもあり、シンプルなセッティングでプレイされたことも少なからず関係していますが、立ち上がりの早さと、より太く温かみのあるサウンドに仕上がった本機は、これから数多くの春畑ファン、ギターファンの心をつかんで放さなくなるでしょう。また、今後このギターから産み出されるであろうロックな楽曲の数々も、今から楽しみで仕方がないという期待にワクワクする、そんな1日でした。


~イベント終了後のインタビューにて~

春畑

――いかがでしょう。今日実際に弾かれてみて。

とにかくね、持った瞬間わかるの。あ、コレいいって。なんだろ。弾く前にオッケー! みたいな。これの登場回数は絶対に増えるなぁ。最高。完璧です。

――持った瞬間に感じるものがあるのですね。ネックのシェイプは前の2本を変わらないんですよね?

うん。「まったく同じシェイプですよ」って言われても、やっぱり何か違う気がしちゃうのんだよね。感覚的なものなのかなぁ。

――今日はじめて音を聴かせていただいて、やっぱり「太っ」て思いました。シンプルなセッティングということも少なからず影響はあったかと思うのですが、よりギターのポテンシャルが強調されたような。

太かったねぇ。とにかく、ダイレクトだし、立ち上がりが早いよね。弾くまえから「来るぞ」って感じがする。昔からこういう音出したいなぁって思ってて。オールドっぽい音も好きだからいろいろ試してたんだけど、でも基本ハードロックみたいなのが好きだったりするから、そんな雰囲気の音は出しやすいギターだよね。

――これからガンガン活躍しそうですね。

うん。本当にいい音。色も青で。やっと好きな色のギターができました。海っぽいしTUBEでも合うよね(笑)。何かいつも、あぁここがこうだったら、って部分があると言えばあるのね。でも、今回はまったくない! 重さもまったく気にならない。早速野外で使おう。オープニングかな? まだわからないな。あ、でも雨が降ったら使いません(笑)。


エディ氏より。

ローズウッド指板ってことで、もっとねばり気がある音出るのかなぁと思ったんですが、案外カラっとしてるね。本当に、いい音してるよね。

 

さて、最後に、気になるお値段ですが......。

今回は、赤色の「Michiya Haruhata Stratocaster3」を7月11日までに各楽器店に注文された分のみの完全受注生産で774,900円、チームビルド製の青色の「Michiya Haruhata Stratocaster3」は、50本完全限定で564,900円で販売されるそうです。

各仕様は以下のとおり。


カスタムショップ製「Michiya Haruhata Stratocaster3」

完全受注生産 774,900円

ボディアッシュwithフレイム・メイプルトップ
ネックメイプル(サテンフィニッシュ)
ピックガードなし
ピックアップダイレクトマウントピックアップ フロント:DiMarzio Air Norton(ZEBRA)、ミドル:テキサススペシャル、ブリッジ:DiMarzio Fread(ZEBRA)
ブリッジフロイドローズ
フレット#6105
チューニングキーFキー
コントロール1マスター・ボリューム、1ミドル・ピックアップ・ボリューム、1マスター・トーン(プッシュ/プッシュ・スイッチON時にはネックピックアップON)
カラー
シグネイチャーヘッドストック裏

チームビルド製「Michiya Haruhata Stratocaster3」

50本完全限定 564,900円

ボディアッシュwithキルト・メイプルトップ
ネックメイプル
指板ローズウッド
ピックガードホワイトMOTO
ピックアップダイレクトマウントピックアップ フロント:DiMarzio Air Norton(ZEBRA)、ミドル:テキサススペシャル、ブリッジ:DiMarzio Fread(ZEBRA)
ブリッジフロイドローズ
フレット#6105
チューニングキーFキー
コントロール1マスター・ボリューム、1ミドル・ピックアップ・ボリューム、1マスター・トーン(プッシュ/プッシュ・スイッチON時にはネックピックアップON)
カラーカリビアン ブルー トランス(ウレタン、サテンフィニッシュ)
シグネイチャーヘッドストック裏